転勤など、急に決まる引越しもあれば、新居の購入、建て替え、子供の進学・就職に伴う引越しなど、家族みんなで前もって用意の出来る引越しもあります。
引越しのスタイルがいくつもあるように、引越し業者・サービスの数もものすごくたくさんあります。どの業者に依頼すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、引越し業者の選び方について、大手の引越し業者から地元密着の小規模業者のサービスをふまえてご紹介します。
目次
引越し業者の違いを知っておこう
引越し業者をインターネットで検索すると……もう4千万件以上の記事がヒットします。どの業者も同じようなサービスや特長なのでしょうか? いやいや、やはり、各社各様の強みと弱みがあるのです。
まずは引越し業者のタイプ別に、選び方をご紹介します。
大手引越し業者
大手引越し業者と言えば、全国区で名前を知られたあの会社が挙がります。例えば、「アート引越センター」「サカイ引越センター」「日本通運」「アリさんマークの引越し社」「ハート引越センター」などなど。
大手の引越し業者は中小の引越し業者に比べて値段は多少高くなります。しかし、知名度はそのまま信用に繋がる面がありますし、それ以外でも付帯サービスが豊富にあるなど、引越しに伴う面倒さが省けるメリットがあるでしょう。
付帯サービスには、以下のようなものがあります。
①引越し後の段ボール回収
②電気・ガス・水道の代行手続き
③業者によっては家具の移動を引越し後1年以内、1度だけ無料
他にも、訪問見積時の粗品が魅力的だったり、引越しサービス以外の点でも充実しています。若い女性向けサービスのレディースパックや高齢者向けのシニアパック、単身者向けの単身パックなど個別サービスも充実しています。
「引越しに手間なんかかけられない!」
こういったお客様にお勧めと言えます。
デメリットとしては、会社組織の大きさゆえの融通のきかなさがあります。何をするにも上司の許可が必要です。見積時に決めた作業以外のことはしませんし、料金交渉も責任者としか行えません。それ以外でも電話オペレータに伝えたことが現場スタッフに伝わっていないなどと言ったことはよく聞かれます。
地元の引越しサービス会社
地元密着型の引越しサービスです。中小会社が基本なので価格は大手より安いです。
大手のデメリットであった融通のきかなさは、こちらではありません。料金交渉も柔軟に行えますし、現場での追加作業にもすぐに応じてもらえます。
また、当日になって、「せっかく運んでもらったけど、やっぱり、この家電製品はいらないや。引き取ってもらえるかな?」なども、大抵の会社では対応してもらえるのが、中小引越し会社の魅力と言えます。
大抵のお客様は引越し当日には、やることが多くあり、時間に追われているものです。そんなとき、雑でもいいから、早く作業を終えて引き上げてもらいたいと思いがちです。(それではいけないのですが……)
中小引越しサービスでは現場作業スタッフの間にチームワークがあります。同じ顔ぶれでずっと仕事をしているのですから当然です。それゆえ、作業は早く終わりますし、作業スタッフの間にレベルの差がほとんどありません。
自分たちで何とかする
究極の安上がりな方法です。友人たちの力を借り、レンタカーの軽トラを使って、引越し先との間を何往復かして荷物を運びます。レンタカーは時間制なので、往復時間がかかるようであれば、運転免許の許す限りの大きなトラックを借りるのもひとつの手段です。
ただ、家具を壁でこすったりして傷を付けても、自分の責任となります。
それに何より、家具や家電製品の運搬・据え付けはものすごい重労働です。もし、重量物を持ち上げてぎっくり腰になっても、自己責任で、何の補償もないことはデメリットとして挙げられるでしょう。
引越しのケースと費用の違いを知っておこう
家族の人数や荷物の量に見合った輸送手段を選びましょう。衣類だけだったり、家電をいくつかという規模なら宅配便数個ですむ場合もあります。
まずは、自分の引越しがどの程度の規模になりそうか、しっかり予測しておくようにしましょう。そのうえで、その規模に見合った引越し業者を利用することが、費用を無駄にかけずに済むポイントです。
単身パック
単身赴任ですと、勤務先の会社が社宅や単身向け寮などの部屋を用意してくれる場合が多いかと思います。その場合、エアコンや冷蔵庫や洗濯機、電子レンジにテレビくらいは部屋についている場合があります。
単身赴任者の引越しで大きなウェイトを占めるこれらのアイテムを会社が用意してくれていれば、もちこむ必要はない訳です。
こうしたときに気軽に頼めて便利なのが、段ボール箱数箱分の大きさのカゴ台車1台の「単身パック」という引越し商品です。
大きな電化製品がなければ、引越し荷物は衣類に肌着、仕事用の背広と布団くらいに激減します。宅配便で送るには多すぎるし、わざわざ引越し社に依頼するのも気が引ける分量ですよね。
単身パックのメリットは気軽に頼めて値段も安いこと。
デメリットはカゴ台車に入りきる分量に収めなくてはならないことでしょうか。そして宅配便と引越しの中間領域の事業であるため、大手運送会社でしか扱っていません。
参考価格 | 16,000円~(税抜) |
軽トラ便
単身パックで入りきらない、もう少し大きな荷物をお考えのお客様に向けては、軽トラ便を提案いたします。大体ミカン箱45個程度がつめる大きさとなります。
お子様の進学などで、下宿先やワンルームマンションなどへの引越しに最適です。小型の冷蔵庫に電子レンジ、洗濯機、テレビ、パソコン、布団に衣類などがほぼ運べます。
必要最小限のお引っ越し手段で、費用を安く抑えられるメリットがあります。
参考価格 | 29,000円~(税抜) |
トラック(通常の引越し)
引越し作業に慣れたスタッフが荷物をひとつひとつ丁寧に梱包し、積み込み運送します。
カートや軽トラでは制約のあった大型の荷物、長尺ものの荷物も運べます。着いた先では、玄関や廊下の養生、荷下ろし、新居への搬入、梱包開け、設置、段ボールの引取など、要望に応じて作業してもらえます。
中小引越し会社では、万が一の品物の損傷などに対応できない場合があるのですが、トラック便の場合、損害賠償保険に加入してていますので安心です。
1トントラック |
50,000円~(税抜)ミカン箱90個程度 |
1.5トントラック |
50,000円~(税抜)ミカン箱150個程度 |
見積を取るときに気をつけることは?
実際の引越し作業は引越し会社を探して見積を取る所から始まります。条件を合わせて金額を比較することを査定といいます。これが結構難しかったりします。
少しでもお得に、納得のいく業者やサービスを選ぶためにも、見積もりの取り方と見方を押さえておきましょう。
相見積(あいみつもり)
同じ作業条件で複数の会社から見積を提出させることを相見積(あいみつもり)と言います。業者によっては苦手な分野があることもあり、あえて、見積には算入せず、「※」印で但し書きしたりする場合があります。
見積が出そろった後、消費税額やオプション扱いの条件を同じにして、値段だけ比較すればOKな状態にすることを査定といいます。条件を合わせるために、但し書きの所や何も書いていない点を電話や対面で問い合わせして確認します。
優良な業者であれば、嫌な顔をせずに金額の内訳や、あえて計算に入れなかった理由などきちんと答えてくれるはずです。
見積は複数社取りましょう。比較のため、少なくとも3社くらいは必要だと思います。多くて5社くらいもあればいいでしょう。多すぎるとかえってわかりにくくなります。
かけ離れて高い業者や安い業者があるかと思いますが、それらを除いた大体の価格帯が、その地方での引越し予算の「相場」になります。
「いくらなら即決してもらえますか?」
などと聞いてくる営業マンもいるかと思います。それで、最安値で作業してもらえるなら問題ないのですが、ただ、強引な気がしますよね。
見積価格はその会社の固定費などを積み上げたいわば「実力」。それを割り込んででも取りたい気持ちはわかるのですが、どこかで無理をすると、作業のどこかで、その損失を埋め合わせすることになるのです。そう考えると、少し怖い一面もあります。
時期を考えて!……日程が先か物件が先か?
引越し業界は年間通じて同じように注文が入ることはありません。日本では、3月末で多くの会社の営業年度が代わるために、人事異動なども、それに準じて、その前後の3月、4月に集中する傾向があります。
そのために、お客様の転勤に伴う引越しも3月、4月が特に多いのです。
(次に多いのは9月の末から10月にかけてですが、3月、4月ほどではないです)
スタッフやトラックは繁忙期に合わせて配置している訳ではないので、この時期の引越しは順番待ち状態となります。この時期の中でも特に土・日曜日や、祝日は多くなります。
1月、2月の段階で、引越し先の入居物件が決まらなくても、先にトラックとスタッフを抑えておくことをおすすめします。
引越しの注文だけ入れておいて、入居物件はゆっくり探そうという発想ですね。仮に引越し先を、ある住所地に決めておいたとしても、同じ町の中での引越し先の変更であれば特に問題はありません。
順序が逆な気もしますが、こうでもしないと、この時期の引越しは乗り切れません。
また、引越し料金が高くなるのもこの時期です。
業者同士で競合させよう
見積を取ったら、条件が同じかどうか、じっくりチェックします。思わぬ落とし穴がある場合があります。疑問に思ったら担当者に問い合わせ、曖昧にせず、確認してください。
そして、価格の適正だと思われる会社を何社か選び、こちらの希望額まで下がらないか問い合わせてみてください。
「○○円になりませんか? え、だめ?」
「うちも、精一杯の価格なんですよ」
「でも、A社と同じくらいだけど、向こうの方がサービスがいいんですよ。もう一声」
「しょうがないですねえ。上司と相談してみます」
という感じです。
しかし、値引き交渉については、無理をしないことも大切です。金額にこだわるあまり、スタッフの数を減らしたりして経費面で調整されてしまい、作業に無理が生じれば、大切な家具にキズがつくことだってあるのです。
会社の所在地と引越し先までの距離がそれぞれ異なるなど、条件が異なることも多いので、あまり引っ張らないでください。
引越し業者を選ぶ手順は?
さて、実際に何社か引越し会社に問い合わせ、見積が揃いました。ここからが本番です。
見積内容をしっかり把握しましょう
3章で挙げたように数社見積を取ります。見積書は各社の営業マンとの会話の共通言語とも言えます。見積書を通じて、意志の疎通を図るわけです。
価格しか書いていない? そんなことはありません。価格にはきちんと意味がありますし、後ろに書いてある但し書きも営業マンの本音が潜んでいるのです。
自社スタッフを抱えていれば作業費は抑えることが出来ますし、自社車両を使用するのであれば、トラックのリース代を抑えることが出来ます。技術力があれば作業時間や設置時間も切り詰められます。
こうした営業マンの本音が見積書から垣間見えるのです。
こうして比べてみれば、全国展開している大手引越し会社をよそに、地域密着型の中小会社が頑張れている理由がおわかりいただけるかも知れません。
地元に根ざしたサービスの提供
地元密着型の会社は小回りがきき、かつ、地域の事情に通じています。全国展開の会社と比べ、規模では劣りますが、何より普段からお客様の身近に寄り添うことが出来ます。
新潟ならではの豪雪地帯という条件もものともせず、除雪作業にも通じ、雪で引越し作業に支障が出るなどといったことはありません。
大手会社は取り扱う物件が多いという強みがあります。でも、中小会社はスタッフ一人当たりの経験値は大きいです。
そして、同じチームで年間何百件もの仕事をこなしています。チームワークから来る、手際のよさには強みがあります。
便利屋たすけーるの8つの強み
「便利屋たすけーる」は引越し、不用品回収、除雪、清掃など様々な現場で作業を行っています。
①親切で丁寧に。お客様満足度97%
②地域最安値に挑戦! どこよりも安心でわかりやすい見積提案
③男性に見られたくない荷物が多いという方には女性スタッフが対応
④引っ越しからお掃除までワンストップサービス
⑤追加請求なしのわかりやすい料金設定(深夜・早朝料金なしの即日対応)
⑥不用品は再利用や買取してくれるから、処分費用も軽減
⑦安心の補償制度が充実(損害保険加入)
⑧新潟県全域の対応
新潟県全域エリアを対応いたします。まずはお気軽にお問合せください。
上越 引越し業者 まとめ
3月4月は超繁忙期、特に土日・祝日は対応しきれないほど混雑する場合もあります。引越し先の詳細が未定であっても、とにかくトラックだけは抑えておくなど、対応策を取っておきましょう。
混んでいるからといっても、あせらず、しっかり見積比較は行って、費用を抑えましょう。優良な引越し業者に任せることで、気持ちのよい引越しを実現できます。