進学や就職、転勤など新生活にあわせて引越しをする人も多いのではないでしょうか。しかし、いざ引越し業者を調べてみたら、数が多すぎてどこを選べばいいのかわからなってしまう人も少なくありません。
とくに上越市のような地方においては、名の知れた大手業者にお願いする方がいいのか、地元の業者に頼む方がお得なのか迷いますよね。
そこで、自分の引越しプランにあった業者を選ぶためには、複数の引越し業者から同じ条件の見積書をもらい比較検討することをおすすめします。ここでは、その見積書の比較ポイントをご紹介しましょう。
目次
引越し条件を決めよう！見積もり費用の算出基準は３つ！
引越し費用を決めるポイントとして、まずは「距離」と「荷物量」です。移動距離が長ければ、その分ガソリン代や高速代などがかかり、荷物が多いほどスタッフの増員や段ボールなどの資材費がかかります。
これらは基本運賃と呼ばれる最低限必要な費用のことで、自分の引越し先や荷物の有無で決まるため、高額だからといって単純に値引きができるものではありません。
では、引越し費用はどこで幅が生まれるのでしょうか。それは「業者の作業量」です。引越し費用を抑えたいなら、自分だけで作業を行うのが一番安上がりにはなりますが、自分の力だけで実現するには限界があります。
そのため、作業のどこまでを自力でまかない、どこからを業者に頼むのかという線引きが費用に大きく影響します。したがって、自分にはどのタイプの引越しが必要なのか考えてみましょう。
梱包・運搬・開梱のフルセットプラン
荷造りから荷解きまで、すべて引越し業者が行ってくれるセットプランです。長所は、なんといっても楽ちんであること。面倒な作業を業者が受け持ってくれるので、片づけが苦手な人や、忙しくて引越し準備がままならない人、小さいお子さんがいる人にぴったりです。
短所は、自分の持ち物をスタッフに見られてしまうことと、費用が高額になることです。しかし、時は金なり。業者に任せることで、時間に余裕ができてストレスも減るなら利用する価値はありますよ。
運搬だけの基本プラン
段ボールに詰めた荷物と大型家具や家電の搬入出と運搬をしてくれる基本プランです。荷造りと荷解きは自分で行います。できるだけ費用を抑えたい人、日程に余裕がある人におすすめです。
注意点として、引越し前日までにすべての荷造りを済ませておく必要があり、新居での荷物や家具の配置場所もある程度決めておかなければなりません。そのため、引越し前後で準備や片づけなどに時間がかかります。
大型家具や家電の運搬だけを頼みたい場合は？
引越しは基本的に運ぶ荷物が少ない方が安く済みます。そのため、生活雑貨などの小さい荷物を自分で運び、大型家具や家電のみを業者に運んでもらうことで、お得に引越しすることができます。業者によっては、家具一つからの運搬も可能です。荷物が少ない人、とにかく安く済ませたい人、移動距離が短い人に向いています。
注意点は、家具のサイズや種類に規定があったり、梱包や搬入出は自分で行わなければならないなど業者によってサービス範囲が異なることです。上手に利用できれば費用をグンと抑えることができるので、ぜひ検討してみてください。
単身パックプラン
単身パックとは、荷物の少ない単身者やワンルーム向けに作られたプランで、専用ボックスの中に入る分の荷物だけを運搬してもらいます。ボックス内に収まる量であれば、複数の荷物や家具を比較的安価で運ぶことが可能です。
ボックスの大きさは業者ごとに異なり、荷物量の目安としては、冷蔵庫と洗濯機（容量少な目）などの家電や布団、段ボール箱５～１０個が入るサイズが一般的です。
オプション代ってどんなものが該当するの？
荷物の梱包や運搬以外に、必要に応じて追加でかかる費用がオプション代です。代表的なものには、エアコンの取付け・取外しやピアノなどの特殊品の搬送があげられます。
自分では運搬などが難しい場合や作業が面倒な場合に利用するものですが、ときには不必要なサービスまで追加されていたり、場合によっては大変高額になったりするので、見積書の記載をよく確かめるようにしてください。
引越しの見積書をもらうときのポイントとは？
引越し業者を依頼するときには、まずは、見積書をもらいましょう。インターネットサイトから必要事項を入力して概算見積もりを取り、だいたいの相場を把握します。
その後、条件があう複数の業者に正式な見積書を出してもらい、内容を比較してより良い方の業者と契約に至ります。
複数社から見積書をもらうメリット
複数社の見積もりを比較することにより、自分の要望に近い業者が見つけやすくなります。引越しの取り扱いは、大手引越し専門業者や運送会社だけでなく、地域密着型の中小企業でも対応しています。
ネットで検索すると大手の引越し会社が上位に出てくることが多いですが、地元企業特有のサービスの充実さをあなどってはいけません。
実際に、見積もりを比較して交渉に進めるのは３〜５社程度がベストで、これ以上多くなると対応に時間が取られたり、絞り込むには情報が多すぎるという状況になりやすいです。見積書をもらう際に気を付けなければならないのが、すべて同じ条件で申込みをすることです。
業者ごとに条件が違うと比較ができません。そのため、事前に引越し先までの距離、荷物がどれくらいあるのか、単身かファミリーかなど、自分の引越しプランを固めておく必要があります。
見積書をもらう方法とチェックポイントとは？
では、実際に業者に依頼して、見積もりを取り寄せていきましょう。ここでは、見積もり書をもらう方法と、実際に届いた見積もり書の内容でチェックするべきポイントをお伝えしていきます。
見積もりを頼む方法
業者に見積もりを頼む方法は、インターネットサイト、電話（メール）、訪問のおもに３パターンです。インターネットでは、複数社分の見積もりを一括で申込めるサイトがあるので利用してみてください。
ただし、ネットサイトの見積もりはあくまで概算になるので、相場を知るためには役立ちますが、その見積りを鵜呑みにするともったいない場合があります。
そのため、サイトの概算で気になった業者に、再度直接連絡を入れて正式な見積書をもらいましょう。そのとき、対応の良し悪しや利用できる特典やサービスがどれくらいあるのか確認してください。
時間がかからないのは電話での見積もり依頼です。自分の引越しプランをきちんと伝えてください。訪問見積もりでは、スタッフが自宅まで訪れて実際の荷物量を確認していくので、必要な人件費や資材などを見誤ることが少なくなります。
見積もりを頼んだらお願いしたすべての会社の見積りが出揃うまで待ってください。「今決めてくれたら安くします」と格安の値段が提示されることもありますが、明らかに破格だと判断できる場合以外での即決はやめましょう。
その場合は「複数の業者に見積もりをお願いしてるので、各社検討してから回答します。」とはっきり伝えてください。このとき「何日以内」に回答するかを伝えれば「その日までこの価格で待ちます」ということにもできるかもしれません。
見積書のチェックポイント
見積もりをもらったら、まずは基本運賃の金額を確認します。これは距離や荷物量で上下する必要最低限の費用なので、会社によって大幅に差が付くことはあまりありません。
３～４月の繁忙期には、高めに設定されていることもありますが、もしその金額があまりにも高額だったり安すぎたりする場合は、理由を問い合わせてみてください。
つぎに、運搬する荷物の保証内容を確認します。作業員が気を付けていても荷物のキズや破損、紛失の危険性があるので「保証条件」「金額」「対象品目」をきちんと確認し、トラブルが起きても大丈夫なように備えましょう。
見積書で各社もっとも差が出てくるのが、オプション代と呼ばれている部分です。不必要なサービスが含まれていないか、特殊品の運搬にはいくらかかるのか、どんな特典がついているのかなど、業者ごとの特色を比較し、自分にあったものを見極めましょう。
自分の引越しプランをよく鑑みて、納得のいく業者が見つかれば晴れて契約となります。ただし、１社との契約が決まったら、そのほかの会社にはお断りの連絡を入れるようにしてください。
そのとき「なんか悪いかな…」と心配する必要はありません。
見積り段階でも、業者側は引越しに必要なスタッフやトラックを確保する準備をしているので、早めにキャンセルの連絡をもらう方が、つぎの依頼者に向けて準備を切り替えられるので、かえって有難いものです。
契約後に状況が変わってしまった！キャンセルはできるの？
結論から言うと、引越し契約後の延期やキャンセルは可能です。また、荷物受取りの３日前までであれば手数料は発生しません。期日は引越しの契約ルールである「標準引越運送約款」によって定められているので、どの企業も一律一緒です。
しかし、引越し３日前を過ぎると、たとえ病気や事故といった不測の事態でのキャンセルや延期などであっても、原則キャンセル料を支払う必要があります。悪天候も同様ですので、台風予報などが出た場合は早めに業者に相談しましょう。
キャンセル料は引越し料金の20～50％かかるので、うっかり連絡を忘れてしまうと、高額な手数料を支払うことになるので注意してください。
ただし、引越し業者は、見積書に記載されている「荷物の受取日」の３日前までに、クライアントに見積り内容の変更の有無を確認することが義務付けられています。
もし、この確認がおこなわれなかった場合は、クライアントがキャンセルや延期の手数料を支払う必要はないとされています。
引越しの見積もり料金をより安くするためのコツは？
引越しはなにかと費用がかさむものです。だから「少しでも料金を安く済ませたい」と考えるのは当然のこと。引越し費用は、これから紹介するちょっとした工夫や調整をすることで、より安く利用できるようになるかもしれません。
引越しのタイミングを調整しよう！
引越しは依頼する時期により料金の相場がかわります。引越しのもっとも繁忙期にあたるのが３～４月です。この時期は基本料金が割増しされていることも多く、そもそも予約がとりにくいので、複数社で内容を比較しにくいという事態も想定されます。
どうしてもこの時期に引っ越さなければならない場合は、できる限り早めに依頼することと、日程を引越し業者に合わせるフリー便などを利用すると比較的安くできます。
引越し日程の調整が可能であれば、繁忙期を避けて引越しをしましょう。狙い目は、６～７月と晩秋～冬にかけてです。平日にできればさらに良し。これらの時期は、業者側にも余裕があるので、値引き交渉も対応してもらいやすくなります。
できるだけ荷物を減らすこと
引越し料金は、距離が短いほど、荷物量が少ないほど安価になります。新居までの距離を変えることはできませんが、自分しだいで荷物量を減らすことはできますよね。荷物を減らすことは業者の作業量の削減につながり、それは人件費などのコストカットにつながります。
１年以上袖を通していない衣類、使い過ぎてヨレヨレの靴やカバン、使わない調理器具など、引越しは断捨離する絶好の機会だと思って不要なものは思いっきり処分してしまいましょう。
また、学生のころからなど長期にわたり使い続けている大型家具や家電も、引越しを機に思い切って手放すことを検討しましょう。
買取りサービスを利用する方法もあります。引越しでは、大型家具の運搬がなくなることで大幅なコストカットが見込めます。浮いた資金で新品に買い替えれば、従来品よりも高性能で快適さがプラスされたり、最近の家電製品は省エネ機能が充実しているので、毎月の光熱費を抑えられるといった効果も期待できます。
上手に値引き交渉をしよう！
引越し業者に値引き交渉をするときには、第１希望の会社の見積もりは、最後にもらうことがポイントです。
最後に回すことで「ほかの会社ではこのくらいの金額の見積りをもらったのですが、そちらではこの金額ではできませんか」というような交渉が可能になり、業者側も値引きせざるを得ない状況になりやすいです。
ただし、相場からかけ離れているような金額を無理強いするのはやめましょう。業者側も仕事として一所懸命に取り組んでいます。たとえお客様であっても、あまりにも印象が悪い場合や無理難題を押しつけるような態度であると依頼を受けてもらえない可能性もあります。
お互いに節度を守って気持ちよく引越ししたいですよね。
上越での引越し業者の選び方のポイントは？
新潟県上越市は、正直に申し上げて、都会とは言い難い地域です。都会で引越しをするのと上越市のような地方で引越しするのとでは少々勝手が違ってきます。そこで、地域の状況にあわせた業者の選び方を紹介します。
大手引越し業者のメリット・デメリット
全国的に名が知られているような大手引越し業者の長所は、その信頼性です。日本中の多くの人が利用しているという実績と安心感があります。
引越しプランも、学割やシニア割、レディースプランなど幅広く展開しています。荷物の一時預かりサービスやちょっとしたリフォームも請負うなどオプション内容も豊富です。
大手業者の短所としては、引越しプランがパックなどで固定されていて、時間や作業内容が限定的になってしまいます。費用もセット料金として不必要なサービス料まで含まれる場合があり、基本料金が安くてもオプションの追加料金が高いこともあります。
また、実際の引越し時にアクシデントが起こったとしても、あらかじめ決められた作業以外は受けられないことが多いです。
地域密着型の引越し業者のメリット・デメリット
地元業者の最大のメリットは、融通が利きやすいことです。単身または２～３人家族の引越しでの「自分たちで運べないものだけを頼みたい」というような、細かい要望にも対応してもらいやすくなります。大手に比べると規模では劣りますが、サービス内容がシンプルな分、比較的料金が安くなる傾向にあります。
また、地域性に精通していることも魅力の一つです。たとえば、上越地域ではとくに冬季は雨や降雪が多く、作業効率が天候に左右されます。引越しシーズンの３月くらいまでは積雪で道幅が狭くなることや、悪路に見舞われる場合もあるので、そのような地域性のトラブルにも地元企業なら安心して任せられます。
もし不安要素があるなら、事前に相談しておくことで、当日の状況を見ながら対応してくれる可能性も高いです。
短所は、取り扱い企業自体が見つけにくいところです。インターネットで検索をかけると大手業者が上位にあがってくるので、どうしても情報が埋もれてしまいます。また、大々的に「引越し業者」と謳っていない会社も多く、害虫駆除やハウスクリーニングなども同様に取り扱う「なんでも屋」のような形態の会社も少なくありません。
地域密着型「便利屋たすけーる」の魅力とは？
当社は、新潟県上越市で「便利屋」として引越し依頼を承っています。おかげさまで、地域密着型企業の強みを活かして、お客様の要望に細やかに対応できるところにご好評いただいています。
もともと引越しのほかにも、不用品の回収やハウスクリーニングも行っている会社なので、引越し時に出た使わない家具の処分や旧居の清掃なども一緒に請負うことが可能です。女性スタッフも在籍しているので、男性スタッフに見られたくないお荷物があれば女性スタッフが対応します。
そのほかにも「こんな場合ってどうなの？」という困りごとや特殊な事情があれば、どんどん相談してください。引越し専用業者にはないサービスを提供できるところが便利屋の魅力だと思っています。ご利用料金も、目安に書いてある金額から大きく外れる事はありませんので、安心して見積もりをご依頼ください。地域最安値を目指しています。
新潟県全域に対応しています。少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。
上越市の引越し 見積もりのまとめ
ここまで、複数の引越し業者から見積書を取ることの重要性や比較方法を説明してきました。自分の引越しプランにあった信頼できる業者を選ぶためにも、見積書はしっかりと比較検討しましょう。気持ちの良い新生活を始めてくださいね。
