古くなったエアコンは家電リサイクル法で回収が義務づけられています。廃棄物による環境汚染を防ぎ、有用な資源をリサイクルするためです。その一方、年式の新しい機種ではリユースすることで買取りも行われています。
不用になったエアコンの処分、どうしたらいいか困ってしまいますよね。費用がかかるからこそ少しでも安く処分したいところです。
そこで、ここでは、エアコン処分に費用がかかる理由と、安く処分する方法についてお伝えします。
目次
エアコン回収に費用がかかるのは、構造のせい?
エアコンは数ある家電製品の中でも、もっともシンプルな構造となっているのではないでしょうか。基本的に熱の吸収と放出、それらを扱うガスの流通を受け持っている装置と言えます。
室外機と室内機
エアコンは室外機と室内機で一対となって作動しています。中には窓枠式の一体となった機種もありますが、動作原理は同じです。
室内機は、室外機で圧縮・冷却されたフロンを膨張させ、そのときに冷たくなったガスで室内の空気を冷やすための熱交換器と空気の流れを作るファンでできています。
熱交換器は簡単に言うと、冷たいフロンの通るチューブの周りに空気に熱を伝えやすくするために、アルミのフィンをたくさんつけたものです。
室外機は戻って来たフロンガスを再び圧縮するためのコンプレッサと、圧縮で生じる熱を空気中に放散させて冷やす熱交換器と空気の流れを作るファンからなります。
室内機と室外機はフロンの行き帰りの2本のパイプ。そして、空気中の水分が凝縮して出来た水(ドレン)を排出するためのパイプの計3本のパイプで結ばれています。
たいていの場合、壁に一カ所の穴をあけてそこを通す形になっています。
丁寧に施工されたエアコンでは、パイプがきれいに見える様にプラスチックの保護カバーが取り付けられ、一見して、パイプだとわからないようにできています。
冷房・暖房の動作と仕組み
エアコンは、液体が気化(蒸発)するときに、周囲から多量の熱を奪う性質を利用して空気を冷やしています。例えて言うと、注射針を打つときにアルコールで消毒しますが、アルコールを塗った部分の皮膚が「冷やっ」と感じます。
ここでは、アルコールが蒸発するときに、皮膚から熱を奪うためであり、これがものを冷やす基本原理です。
逆に、気体が圧縮されて液体になるときには、多量の熱を放出します。これがものを暖める原理です。
そして、この原理を利用し、室内機と室外機の循環するパイプに冷媒となるフロンガスを循環させ、液体と気体の過程を繰り返して空気を冷やします。また、フロンガスの流れを逆方向にすることで暖房を行うこともできます。
冷房
室内機ではフロンを蒸発させ、冷たくなった気体の熱をファンで周囲に拡散させます。使い終えた(室温と同じになった)フロンは室外機に戻され、コンプレッサで圧縮し、再び液化されます。
発生した熱はファンで周囲に放出されます。そして、再び、室内機へと導かれます。
暖房
室内機では圧縮状態で高い温度のフロンが流れ込み、暖められた空気をファンで室内へ流し込みます。
膨張したフロンは室外機へと戻され、冷たくなったガスはファンで空気へと放出されます。そして、再びコンプレッサで圧縮し高温状態にされます。
フロンガスの回収が義務づけられている理由
エアコンの熱の移動に欠かせない冷媒としてのフロン。実は他にも、アンモニアなど使用されている冷媒はあります。
これまではフロンが多く使われてきたのは、開発当初、数ある冷媒の中でも極めて安定、安全な材料であり、火を点けても燃えない、高温にさらされても時間が経っても変質しない安定した物質であり、エアコンの効率も良く、人畜無害な材料であり、使う上で多くのメリットがあるとされてきたからです。
しかし、70年代にアメリカの科学者により、地球のオゾン層を破壊する害があることが明らかにされます。
オゾン層とは大気圏上部にあり、宇宙から地上に降り注ぐ宇宙線のうち、人体に有害な紫外線を防ぐ役目を負った構造のことです。オゾンは紫外線を吸収し、酸素に転換されることにより、紫外線の地上への到達を妨げます。
多量の紫外線は皮膚ガンの原因になるとされています。そのため、オゾン層を破壊する効果の高い種類のフロンが使用禁止となっていきました。
現在は代替フロンと呼ばれるものが使用されています。代替フロンのオゾン層破壊への影響はほぼありません。
しかし、これも地球温暖化という面から見たとき、炭酸ガスの数千倍の効果があることがわかり、オゾン層への影響はないものの、温暖化面で問題視されるようになってきました。
国際会議で採択されたモントリオール議定書では、2020年までに代替フロンを含めた全てのフロンの製造を禁止することになりました。
これらの理由からエアコンの回収に際し、回収・解体時にフロンの回収が義務づけられています。回収時には室外機への封入。解体時には専用の回収装置で残ったフロンを回収します。
注意!
このモントリオール議定書で掲げられた2020年問題を巧みに売り込み、「今までのエアコンは使用出来なくなる」と嘘を言って、新しいエアコンを買わせようとしたり、古いエアコンを処分させようとしたりと言った詐欺事案が報告されています。
この規制は「フロンガスの製造の禁止」だけであり、使用している機器の使用は認められています。くれぐれも慌てて対応はしないでください。
エアコンの資源はお金になる?
エアコンの処分は家電リサイクル法で、処分方法が定められています。エアコンには貴重な資源となる金属が含まれているため、リサイクルにより、無駄に廃棄されるのを防ぐエコな取り組みなのです。
エアコンに使われている様々な資源
家電製品は金属・非金属の資源を使って製造されています。廃棄するエアコンから資源リサイクルで新たな材料として再資源化できる主な材料には次のものがあります。
材質 | 使用箇所 |
鉄 | 室外機カバー、熱交換器、モーター |
銅 | 配管、配線、モーター |
アルミニウム | 熱交換器 |
プラスチックなどの石油製品 | 室内機カバー、ファン |
ネオジウム磁石などのレアアース類 | モーター |
クロムやニッケルなどのレアメタル類 | 内部配管、熱交換器 |
エアコンの金属資源としてみた価値は?
エアコンは大型家電製品ですので、資源価値も高く、精密なセンサーも組み込まれているために稀少金属類も多く含まれています。
日本では金属資源のほとんどを海外からの輸入に頼っているので、もし、資源供給が滞ったりすれば価格が高騰します。実際、過去何度もそうした事態に直面しています。
こうした危機やリスクを回避するためにも、資源リサイクルによる原材料の確保と言う手段がものすごく重要になってくるのです。
金属・非金属の価値は変動しやすいですが、一般的に家庭用エアコンの室内機・室外機のセットからはメーカーのリサイクル工場にて、1台当たり4,000~5,000円程度の材料が再資源化されていると言われています。
違法業者はこれらの価値に目をつけています!
捨てるはずだった品物に高い価値があると見られたことで、エアコンを割安で回収して売れる材料だけ部品取りし、転売する不用品回収業者も存在します。
エアコンのリサイクル処理には高度な技術が必要で、メーカーの専用工場にて行われているのですが、不用品回収業者にはこういったリサイクル技術が必ずしも備わってはいません。
結果、カネになる部品だけ取り出し、不要になったゴミを山中に不法投棄したり、あるいは、野積みにしたり、野焼きしたりします。不法投棄した材料の中からは、環境に有害な成分が浸出してきて害を与えたり、野焼きの火が周囲に燃え移り、大規模な山火事を引き起こしたりしています。
また、これらのゴミを発展途上国に輸出したりと言った問題もあり、さまざまな社会問題を起こしています。
エアコンを処分するときの正しいルール
処分されているエアコンには高い価値があります。
でも、その価値は技術力のあるメーカーのリサイクル工場で適切に処理されないと回収はおぼつきません。そのために、家電リサイクル法では定まったルートで回収し、メーカーに戻されることが決まっているのです。
エアコンの処分は正しいルールに従いましょう
エアコンは家電リサイクル法に定められた家電4品目(エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ)の中の一つであり、行政の集める粗大ゴミには出せません。
エアコンを家庭で処分する場合、購入した家電販売店に処分を依頼するか、自分で指定引取所に持ち込むなどの方法があります。
必ず、決められたルールに従って処分して下さい。
リサイクル料金は必ずかかります!
エアコンを廃棄するとき、リサイクル料金は必ず発生します。家庭でエアコンを廃棄処分するときには、支払わなければなりません。
販売店で引取時に支払う方式と、郵便局でリサイクル券代として振り込む方式があります。どちらかの方法でリサイクル料を支払いましょう。
但し、エアコンが正常に作動していて、リサイクルショップなどにリユース品として転売する場合を除きます。リユース品については後で述べます。
エアコンリサイクル料金の例
詳細な価格は各メーカーにより異なります。これは、リサイクルを各メーカーが持つ子会社で行っているためです。一般に大手メーカーほどリサイクルコストが低く、小さいメーカーほど割高になる傾向があります。
平成29年4月1日現在、経済産業省HPによる料金の目安は次の通りです。
品目 | 料金 |
エアコン | 972円~ |
これはリサイクル料金のみで、取り外し、トラックへの積み込み、運搬費用は含まれていません。詳細は電気販売店、回収業者にお問い合わせください。
処分料金
前項リサイクル料金の他に、取り外し、積み込み、運搬の工賃が必要となります。
一般的な1階外側に室外機が設置され、そこから配管がまっすぐ1階室内機に向かっている例を挙げます。室外機が2階以上にある場合は高所作業となり、別料金となります。
項目 | 料金例 |
室内機取り外し、壁貫通部フタ処理 | 3,000円~ |
室外機撤去 | 3,000円~ |
運搬費 | 2,000円~ |
合計 | 8,000円~ |
この他にリサイクル料金が必要です。
972円~(詳細はメーカーにより異なります)
違法な不用品回収業者は利用しないでき
よくスピーカーで「ご不要になりました編み機、ミシン……無料で回収します。……など何でもご相談ください」とアナウンスしながら街中を巡回している軽トラを見たことはないでしょうか。
アナウンス内容を詳細に聞いていると、必ずしも全品目が無料ではないことに気づくのですが、割と依頼している人は多いみたいです。
しかし、家庭で処分するエアコンは家庭の排出ゴミであり、家庭から出るゴミを回収出来るのは自治体(市町村)から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けた業者だけです。
うっかり、出した廃棄物が不法投棄され、製造番号から依頼主様にたどり着き、責任を問われる危険性もあるのです。くれぐれも違法な不法品回収業者は利用しないことを心がけてください。
回収業者の買取の文言に惑わされない
許可がないから「回収」はできない。けれども「買取」は合法だと言うことで、県公安委員会の「古物商許可証」を盾に、エアコンをわずかなお金で買い取ろうとする業者も存在するようです。
古物商許可で売買が出来るのは「リユース品」。つまり、正常に作動して中古品として売買出来るエアコンだけです。壊れたエアコンには商品としての価値はなく、値段をつけられる訳はありません(資源的価値とは別問題です)。
名目は「買取」であっても、壊れたエアコンは廃棄するしかなく、事実上、不用品の回収に該当すると言えます。
「リユース」出来ない品物の買取は……結局は合法とは言えない様です(後述しますが、環境省から通達が出ています)。
エアコンは決められたルートで回収してもらいましょう
家電リサイクル法で主要な家電4製品のリサイクルが義務づけられています。こうした中、エアコンの処分を考えたとき、「手続きが面倒くさい」や「リサイクル料? もったいない」と感じることは正直な話、あるかと思います。
しかし、エアコンのリサイクルを定められたルールで行うことは、貴重な資源を循環させ、新たな製品をつくるコストを下げる上でとても大切なことです。
そして、この法律が出来る以前のことを思い起こしてみましょう。これら家電品は粗大ゴミとして埋め立てや、野積みされていたのです。当然、回収すべき有害物質もあったでしょう(鉛や水銀、PCBなど)
これらが環境にまき散らかされ、さらに、日本では採れない貴重な金属資源を無駄にしていたのです。リサイクル制度が出来たのは大きな一歩だと思います。
廃棄以外の道~リユース市場
ここまでリサイクル、再資源化の視点で見て来ましたが、買ってまだ新しいなど、そのままの姿で再利用出来るリユースの市場も見てみましょう。
リユース・国内市場
買ってから3年程度の品物であれば、まだまだ、新品同様の扱いを受けています。中古品として買い取り、中古品市場に流すことが可能です。
最新のエアコンは省エネ性能に優れる上に、人工知能を駆使して、快適度も高いですよね。センサーで人のいる位置を把握し、いる場所を中心に冷風を送る機能なんかもあったりします。
また、スマホと連動して、「何時頃帰る」とアプリを操作するだけで、帰る時間に合わせて部屋を涼しくしてくれていたりもします。
中には、フィルターが詰まる頃会いを見計らって自動で掃除してくれる機種もあります。
こうした高機能機種は、中古市場でも、引く手あまたの人気商品です。買取可能な業者であれば高値で買い取ることが出来るので、取り外し工賃、運搬費を差し引いても収入になる場合もあります。
それらのリユース品を新しく引っ越して来た部屋にお使いになられるお客様から、賃貸住宅の備品として使用されるお客様まで、ともに多いため、常に品薄状態と言えます。
このような国内マーケットの需要に支えられ、中古家電用品の市場があります。捨てる前に一度、見積をお取りになり、査定額を確認してみてはいかがでしょうか。
優良な回収業者であれば、独自のマーケットを持っているため、高く買い取ることが可能です。
リユース・海外市場
リユース市場は国内だけではありません。海外でもメイド・イン・ジャパンは人気です。パナソニックやシャープなどの日本ブランドにはまだまだ根強いファンがいます。
特に中東やアジアでの需要は高く、例え壊れていても修理してまで使われることがあります。コンプレッサだけといった部品単位で取引される場合もあり、ちょっと調子が悪いからと、捨ててしまうのはもったいないです。
ただし、不動品の場合は海外輸出に法的規制もあります。平成24年(2012年)3月付けで環境省から公表されました「使用済家電製品の廃棄物該当性の判断について」という通知があります。
これは、ゴミであっても、「海外で売れるから有価物でゴミではない」と言い張り、ゴミを発展途上国に輸出していた業者が後を絶たないことから発せられたものです。
これによる判断基準では、「リユース目的での有償譲渡=有価物」として認めるが、「リサイクル目的の有償譲渡=廃棄物」とみなし、それらのやり取りに「廃棄物収集運搬許可」を求めるものです。
この許可は行政によって出されるもので、廃棄物を取り扱う上で必要な許可です。この通知で「廃棄物」として扱われるのは、具体的には次の4つの項目です。
廃棄物と見なされる項目 | |
① | 年式が古い、通電しない、破損しているなどリユース品としての市場価値が認められない場合は廃棄物とみなす。 |
② | 雨ざらしの収集保管などリユース目的だとは思えないような扱いがされている場合は廃棄物とみなす。 |
③ | 廃棄物処理基準を満たさないような不適切な分解や破壊などが行われている場合は廃棄物とみなす。 |
④ | リユースに適さないにもかかわらず海外に輸出されるような場合も、廃棄物である可能性を積極的に検討する。 |
こうして新たな根拠法を元に、グレーゾーンだった不動家電品の扱いが変わりました。
「輸出先の国でリユースされていないなら廃棄物です」
「リユース品としての市場価値がない、もしくは不適切な扱いがされているようなら廃棄物ですよ」
と言えるようになったのです。
そのため、輸出先でリユースされるものであれば、輸出は可能ですが、「明らかに廃棄物でしかない場合」には、輸出はできません。
廃棄物の輸出を専門に行っているのは、通りすがりの業者が多いです。不動品を回収に出す場合は十分に注意なさってください。
回収ルートのまとめ
以上をまとめると次の様になります。
小売店 | メーカーの リサイクル工場 | リサイクル券が必要 |
指定場所持ち込み | メーカーの リサイクル工場 | リサイクル券が必要 |
回収業者 | メーカーのリサイクル工場 | リサイクル券が必要 |
回収業者 | リユース市場へ | リサイクル券は不要 |
違法回収業者を見分けるポイント
不用なエアコンの処分に困っていると、ときどき「無料で家電品を回収します」という、チラシや軽トラのアナウンスに注意が向くことがあります。
普段は気にも留めないけれど、困っているときには、ものすごく魅力的に感じるもの。「本当に無料なの?」と疑問に感じたら、それが注意のときです。安易に無料という言葉にだまされずに自分の身と環境を守りましょう。
行政の許可を受けているか
家庭ゴミの回収をするためには、自治体(市町村)から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けている必要があります。一般廃棄物収集運搬業は審査も厳しく、容易に受けることがえきません。
このように自治体の監督も厳しいので、間違った処分をする心配もありません。
買取りであれば「古物商」許可で可能ですが、これはいわゆる「リユース品」の場合に限られ、資源化が前提のリサイクル品、資源ゴミの0円での回収はやってはならないことになっています。
中には「産業廃棄物収集運搬業許可」を看板にしている所もありますが、家庭から出るエアコンの処分は出来ません。
唯一の例外は「家電リサイクル法」に基づく、家電製品の引取と運搬です。これらに関してはリサイクル券があれば運んでいいことになっています。
事務所の所在地等の情報が明らかか
中には会社の屋号(会社名)、所在地、代表者名や電話番号などの法人としての情報を明らかにしていない回収業者がいます。
軽トラ1台で、スピーカーでアナウンスしながら巡回している業者がいますが、厳格に言うと、訪問販売に該当します。いわゆる「特定商取引に関する法律」の規定から会社情報をきちんと明示しなければなりません。
会社情報は大事です。処分すべき品物が目の前から消えて一安心していたと思っていたら、後で不法投棄されていたり、廃棄物輸出されていたりと言ったトラブルに巻き込まれる可能性もなきにしもあらずです。
製造番号からメーカーの保証書や家電販売店のお届け伝票などのデータで持ち主がわかる場合があります。
料金システムが明確か
無料だと思っていたら、積み込み費用を請求された。という事例はよく耳にします。エアコンを回収する費用、取り外す費用、運搬する費用など、料金システムは事前にチェックしておきましょう。
中には「とにかく無料」を謳う業者もいますが、これをそのまま信じることにはリスクが伴います。「回収は安いが、取り外し費用、運搬費用が高い」のに、説明時に「回収費用が安い」としか言わない業者もいます。
家電リサイクル券を求めない、書面の交付をしないのはNG
不用のエアコンを廃棄する場合、必ずリサイクル料が必要です。それなのに、「リサイクル料は不要」「家電リサイクル券はなくても大丈夫!」などと言ってくる回収業者は間違いなく怪しいです。
不用になったエアコンの廃棄処分を回収業者に依頼する場合は、事前に郵便局でリサイクル料を支払い、もらったリサイクル券ごとエアコンを引き渡すのがルールです。
もし、引き取りに来た業者が家電リサイクル法を知らない場合は違法業者の可能性が高いと思い、注意しましょう。
不用品回収とはいえ、これも、契約に基づく商取引です。契約書や領収書の交付をしなくてはいけません。契約書や領収書の交付をしない業者には気をつけましょう。
エアコンを家電リサイクル法に基づいて回収したのであれば、業者は「家電リサイクル券の控え」を渡してくれます。もし、渡さないとなると、家電リサイクル法に沿った処分をしていないと言うことを暗示しています。
この家電リサイクル券の控えは依頼主さまで大切に保管してください。
エアコン回収業者の選び方
エアコン回収業者と一口に言っても、インターネットで検索するだけで、エアコン回収に関する記事は1000万件以上ヒットしますよね。どこに頼めばいいのだろうか。疑問に思われるでしょう。
相見積の重要性
相見積(あいみつもり)とは、同じ条件で複数社の見積を取ることです。最初から1社に決めてしまわずに、少なくとも3社、出来れば5社くらいから見積を取ることで、大体の相場感みたいなものを得ることが出来ます。
相場があってない様な業界ですが、「ここなら安そうだ」という確証が得られます。見積書を比べてみると、各社とも、項目ごとに記載しなければならないので、強みと弱みがはっきりしてきます。
自社スタッフを使っている会社では、エアコンの取り外し、積み込みを安く抑えることができます。自社車両で近隣の会社であれば、運搬費用を抑えることが出来ます。
さらに、リユース市場に販売網を持っていたり、あるいは、提携業者がいるなら、エアコンを高額で買い取ることも可能になってくるのです。
こうしたことが見積書から読み取ることができます。
優良な業者あれば、見積内容について、細かく問いただしても、嫌な顔はしないはずです。なぜ、この価格になるのか。他社とどう違うのか。正確な情報を教えてくれるでしょう。
そして、「高い見積」「いい加減な態度」は「どうせ一回きりの取引だ」という業者の考えを如実に物語っています。一回きりだから、出来るだけふんだくっておけ。みたいな考え方をしているのです。
優良な業者はお客様の「便利」のために仕事をしています。「ここに頼んでよかったわ。またお願いするわ」の一言のために信用第一で働いているのです。
そして、取引は一度だけのものではありません。長くこの場所に住み続けるために、少しでも生活に「便利」を感じていただこう、こう考えております。
トラブル事例
トラブルもいくつか耳にしたことがあります。
トラブル事例 | |
① | 無料回収を謳っていたが、「回収は無料だが、積み込み運搬が無料だと言っていない」と強弁された。積み込んだ後だったので、しょうがなく料金を支払った。 |
② | 極めて安価だったので依頼した。しかし、二、三日して近所の公園の角で不法投棄されているのが見つかった。 |
③ | 見積を取ったらものすごく高い値段を提示された。 |
④ | 見積は安かったが、作業途中で追加料金を要求され、結果的に高くなった。 |
⑤ | 室内機を取り外した後、壁の貫通部をそのままにされた。カバーはしてくれないの? |
⑥ | 取り外し作業で家の壁を傷つけられた。 |
など、料金、不法投棄、家屋に関するトラブルが多い様です。いずれも、事前に数社から見積を取り、不明なことを突き詰めて問い合わせていれば防げた可能性があります。
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エアコン回収 まとめ
長年、快適な暮らしを守ってきたエアコンの存在。廃棄するときも色々と決まりがあります。適正な事業を行っている業者に依頼し、安く、適法な処分をすることで後々の心配からも解放されます。